@概要
データ処理システムやストレージシステムにおいて使用される用語です。
データの書き込み操作を行った後に、書き込んだデータがキャッシュやバッファを介さずに
直ちに永続的なストレージに書き込まれる動作を指します。
ライトスルーは、データの即時性や永続性が重要な場合に適していますが、
キャッシュやバッファを使用しないため、書き込み操作がストレージシステムや
ネットワークに与える負荷が高くなる場合があります。
そのため、適切なバランスを取りながらシステムを設計することが重要です。
@実用例
〇キャッシュメモリ
キャッシュメモリにおいてよく使用されます。
書き込み操作が行われると、データは直ちにキャッシュから
メインメモリや永続的なストレージに書き込まれます。
キャッシュを介さずにデータを直ちに書き込むため、
書き込み操作の遅延を最小限に抑えることができます。
〇ストレージシステム
ディスクアレイやストレージシステムにおいても使用されます。
書き込み操作が行われると、
データは直ちにディスクなどの永続ストレージに書き込まれます。
キャッシュを介さずにデータを直ちに書き込むため、
ストレージシステムのパフォーマンスを向上させることができます。